Made in the campus of the university of Tokyo


えーと,現製品の最終組立工程(アッセンブリ)は,製造工場ではなく,自社内(大学構内)で家内制手工業(マニュファクチュア)的に行われています.
その過程で,回路基板を,射出成型されたプラスチックケースに固定する製造フローがあり,グル―ガンという熱接着材で固定しています.

私たちは,グル―ガンの一滴一滴を,注意深く見守っています... by ドモ(自粛

あ,いえ,すみません,流れ作業です.その代わりではありませんが,出荷前には,全数検査をしてから出荷していますので,出荷後の不良発生率は,0.1%以下に収まっています.

今週末は,輸出用に100台の受注がありましたので,201会議室(!)に製造ライン(!!)を立ち上げ,2日間夜を徹して製造に当たりました.名付けて,Fairy Devices Calibration Night *1,おそらく今回が最終回です.製造を行ってくれた複数の友人たちに感謝します.ありがとう!


*1 Fairy Devices Calibration Night 通称キャリブレーションナイト.アッセンブリ工程において,センサーを較正するフローがあり,これをキャリブレーション工程と呼びます.初期キャリブレーション工程は半自動化されていますが,手作業が発生してしまうので,この工程に一番時間が掛かり,製造不良を弾く要であり,注意深くなるところです.周囲が寝静まって,磁気環境も落ち着いている(と妄想できる)深夜に,二人一組で,キャリブレーションに集中して取り組みます.こんな楽しい?ナイトイベントですが,次期ロットからは製造工程のカイゼンにより,委託工場内で完全自動化される見込みのため,打ち切りになってしまう予定です.