Tear down this wall!
フェアリーの壁(フェアリーのかべ ドイツ語:Fee Mauer)とは,2007年に建設された東京大学アントレプレナープラザビルの502号室と503号室を隔てる壁(タイガーボード)である.2013年6月15日に破壊され,同時に西フェアリーと東フェアリーが統一されるまで,この壁は,単に邪魔だった.
出典: 「ベルリンの壁」フリー百科事典 ウィキペディア日本語版 2013年9月26日(木) 21:57 UTC の版を改変
当社が入居しているビルでありますが,当社居室である,502号室(西側),503号室(東側)の間には,西側フェアリーと東側フェアリーを隔てる壁がありました.西側は発展し,たくさんの人がおり,豊富な食べ物があり,比較的裕福なくらしを送っておりました.それに比べ,東側は,当初私一人しかおらず,食べ物はなく,暗く寒く(節電のためであります),床で眠らなければならないようなひもじい生活を余儀なくされておりました.
それが,本年6月のことです,ついに東西統一を実現することができたのです.統一前夜,統一を歓迎する西側の人間たちが,壁の西側に思い思いの落書きを実施しました.その写真がこちらです.
東京都バスのロゴや,謎のグラフ,謎の鳥,その他版権系が多数ありますが,注目いただきたいのは,ばくがちゃんが壁を破った絵です.まさに壁を突き抜けたその先には,美しい南国の海がある,そんな西側住民たちの希望を象徴した絵画と言えるでしょう.
拡張は目標でしょうか,否,結果としての拡張であります.技術を研究・開発するだけでなく,たくさんの人々に利用してもらうこと,たくさんの人々の幸せの具体的な一助となること,それを為すことが,私自身,私達の為すべきことであり,その中間結果としての拡張でありました.
TEDxSeeds 御礼
様々な環境で,様々な方がいらっしゃり,様々な生き方があり,様々な思いがあります.
2011年10月22日に開催された,TEDxSeeds 2011 では,様々なご縁から,登壇させていただくこととなり,僭越ながらファーストスピーカーを務めさせて頂きました.
今まで,曲がりなりにも取り組んできた,STELLARWINDOW, 自律演奏デバイス,そして,今後の取り組みの方向性について.ひとつの集大成としてお話させていただくこととなりました.当日ご聴講くださいました方々には心より感謝申し上げます.まだまだ未熟で,拙い面は多々ございましたが,これからも継続して取り組んでいきます.まだ,どこにも到達していないのです.
当日お会いした方全ての方に感謝を申し上げます.様々な方との出会い,様々な生き方への接触,とても感慨深く,ひとつの大きな振り返りと,指針を,同時に得ました.
会議を準備してくださった伊藤さんを始めとするスタッフの方々,その熱意と行動には敬服します.一言も発せないくらい,圧倒的な,素晴らしい会議でした.本当にありがとうございました.
アントレプレナー
先日のコンサートで,TEDxSeeds 2010 で登壇された渡辺淳さんの生き様を拝見し,アントレプレナーたる者の極致を感じました(おそらく渡辺さん自身にはそのような意識は微塵もなかったのでしょうが).個人的心象体験に基づき,全くの無から,アメリカでの訓練を経て,日本に希望を齎した渡辺さん.渡辺さんは,ゼロからイチを作り出した者であり,メンタリティとしての社会起業家であり,しかし,一企業としても理想的な姿を体現した実業家でもありました.一種,ファッションとしての社会起業が,安定的な売上を達成できないことの言い訳であるという全く無意義な世界からは隔絶した一つの理想型を見たと感じました.
自分と同年齢であるとは,とても思えないほどの実践力と完遂力,1981年生まれ,没年2010年.一度だけでもお話をお伺いしたかったと痛感すると同時に,自分もまた,一切言い訳のできない世界に触れているという思いを新たにします.衷心より哀悼の意を表します.
一度,あなたのプレゼン資料を,全ての形容詞を抜いて書き直してください
本日お酒の席でお会いした方による至言.この場でディスカッションの内容を述べることができないことがあまりにも残念.「全く新しい」とか「革新的な」とか,そういう形容詞で誤魔化されているのは,他人ではなく自分.全ての形容詞を抜いた先には,如何に自分の論理が稚拙であったか,如何に自分が本質を捉えていないかが良く分かる.
元より発想した直後のアイディアは複雑で分かりにくいものだ,そのアイディアを只管に考えぬき(または実践し失敗することで)本質を抽出した結果,シンプルでロバストな分かりやすいコンセプトが生まれる.
"Know No Limit" Charity Concert 2011
渡辺淳さんとの出会いは2010年のTEDxSeedsで登壇をされた時。 僕と同い年くらいの淳さんが、脊髄を損傷をしてしまった親友の為に、困っている人達を助ける為に活動している事に大きく感動しました。 その登壇からわずか一週間ほどで淳さんが亡くなられた事を知った時にはとてもショックでした。 その時に感じたのは悲しみよりも先に「何かをしたい」でした。 彼の側にいた人達こそもっとショックと悲しみで前へ進みだせずにいる中で、周りにいる僕たちが彼等の為に何か出来ればと。 その時に淳さんの事を表現した"Miracle is in the Method"という曲が生まれました。 そして今回のチャリティーコンサートによって、彼の残した夢、仲間達、J-Workoutを少しでも手助けする事が出来れば嬉しく思います。 僕が淳さんに会ったのは登壇の時の一度きりだったけれど、彼から感じた友を救おうという情熱、人を助けようとする温かさ、絶望の中であきらめない精神は心を動かされるには充分でした。 今度は僕が情熱と感動を与える事が出来ればと思っています。
コンポーザー・ピアニストTEMPEI
出演されるTEMPEIさんのコメントを全文抜粋させていただきました.コンサートは,6/25(土)13:00(開場)〜の予定で開催されます.お時間がございましたら,みなさまもぜひご検討くださいませ.Facebookにてご招待くださいました,TEDxSeeds の伊藤さんに感謝いたします.貴重な機会の御紹介をいただき,ありがとうございました.
"Know No Limit" Charity Concert 2011 http://www.facebook.com/event.php?eid=117845931631880
ペロペロキャンディーと戦後65年の歴史
仕事に明け暮れていたある日,出先からの帰り道,駒込の商店街の片隅にある純喫茶タンタンという店にフラリと入店しました.純喫茶という名称に含まれる「純」の部分に,純粋数学,純粋関数型言語といったものに感じるものと同じ青春の香りを感じてしまい,見つけるとついつい入店してしまうのです.オシャレ外資カフェにはない純喫茶特有の感覚にすっかり惚れてしまっているのかもしれません.
さて,このタンタンですが,かなり御高齢でありながら非常に快活な女性が一人で切り盛りされており,住居兼店舗の自社テナントビルの1階に自ら入居されているとのこと.僕のホットコーヒーが無くなると,有無を言わずにいくらでも継ぎ足してくれます.コーヒーにはあまり合いませんでしたが,とてもおいしいミカンまで頂きました.初めて来た場所であるにも関わらず,まるでもうずっと昔から通いつめた場所であるような,そんな気すらする不思議な空間で,コーヒーを飲みながら,店主との話は,戦後復興の話から,タンタンの由来(店主のアダ名のようなものらしいです;今となっては先進的な呼ばれ方すぎる),浮気性の旦那の話,純喫茶が溜まり場だった時代の貧乏下宿学生達の今昔,彼ら全員の「母親役」だった時代と,その空気感,仕事や人生への向き合い方まで.意図せずコーヒーを何杯も頂いてしまうことになりました.
地下のテナントにはソロバン教室が入っているそうで,通ってくる子供たちに,いつもペロペロキャンディーをあげているのだそうです.さすがに次のスケジュールがギリギリになってしまった帰り際,僕もペロペロキャンディーを頂戴することになり,彼女から見れば,僕もソロバン教室の子供達も,ほとんど変わらないようなものなのだろうなぁと,そんな些細なことで,歴史の重みなんて言えば大袈裟すぎますが,そんなことを不意に感じた,純喫茶タンタンでした.
みなさまもお近くにお出かけの際は,(その時間に運良く開店していれば)ぜひ一度,行ってみることをおすすめいたします.
東京(モザイク処理のため表記不能)日記
人づてに聞いたところですが,以前のブログタイトルに含まれる表現について,そのような表現は,単なるジョークでは済まされない,悪質な詐称に当たるという,学内からの意見を耳にし,好ましくない印象を与えることは元より意図していたわけではなく,私の想像力が欠如していたことを反省すると同時に,そのような考え方があるということを尊重し,該当部分を削除した結果,「東京(モザイク処理のため表記不能)日記」というシンプルなブログタイトルになりました.
実は,「東京(文字化けのため表記不能)日記」にするべく,utf8 を sjis で無理やり表示させようとしていたのですが,モバイル環境等を含むブラウザ依存でブログ全体が大変なことになる場合があるようであることから諦めた次第です.ご迷惑を掛けましたことをお詫びいたします.